07/12/2021

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「社員インタビュー」:オフショア開発で品質を担保するには、こちらから歩み寄ること

中部 俊之 氏 | 株式会社リッケイ 明治大学卒業後、SIerに入社。アセンブラによるPOSシステム開発に従事。その後転職を重ね、設計、製造、評価、運用保守、プロジェクト管理と一通りの業務経験を積む。中国オフショア開発のPMを複数担当した後、ベンチャー在籍時にベトナムと出会う。2011年2月にベトナムオフショア会社2社とラボ契約。アプリ開発のPMを担当し、ベトナムの可能性を実感する。2011年8月にベトナム事業の立上げのために日系SIerに転職し、ベトナム子会社の事業計画立案、体制構築、運営支援、プロジェクト管理などの現地対応を経て、ベトナム事業の営業責任者となる。現在はベトナム資本の株式会社リッケイの営業部に所属。グローバル企業へ成長するために2025年にグループ全体で一万人体制を目指す。 ———————————————————————————————————— はじめに、現在のお仕事について教えてください! 今はオフショア開発の営業をしています。弊社は千人を超える体制で、一万人体制を目指して急成長している会社なんですが、さらなる成長に向けた貢献を求められて今年7月(当時入社3ヶ月)から入らせていただいています。ベトナム側には日本人が1名、日本側には6名いまして、他のメンバーは全員ベトナム人という会社です。リッケイで働いてから、やる気に満ちたベトナム人メンバーと一緒に仕事が出来て、充実した日々を過ごしております。 ベトナム人の国民性に惹かれて、日本からホーチミンへ エンジニアになったキッカケを教えてください! 私はバブルが弾けた時に大学を卒業した世代でして、当時IT・コンピュータ業界の需要が高まり始めたこともあり、この業界に入りました。ただ大学は数学科を卒業していまして、コンピュータに関する勉強をしていたわけではなかったので、そういった知識は社会人になってから勉強をし始めました。 現在は営業をされていると仰っていましたが、これまではマネジメントサイドにも携わられていたのでしょうか? 前職までは技術系のマネジメントサイドの担当がメインでして、大学を卒業してからSIer入社後に転職を重ね、ベンチャーでベトナムと出会い、日系SIerのベトナム拠点立ち上げを経て現職という形でした。前々職のベンチャーでは技術長として、オフショア開発企業2社と合計30名のラボチームを契約しており、前職のSIerでもベトナム拠点の立ち上げからマネジメントまで携わっていました。 ベトナムに興味を持ったキッカケなどありましたか? 元々は前々職でベトナムとご縁があって来たんですが、彼ら彼女らの国民性に惹かれました。その前に中国でオフショア開発をやっていた時、中国のメンバーが仕様変更に伴う調整を全然してくれなかったり、出てきたアウトプットも品質が良くなくて、マネージャーとして本当に困ったことがあったんです。その一方でベトナム人は協力的で、色々と心配もしてくれる国民性があって、そこに惹かれてベトナムでの立ち上げに関わりました。 会社のメンバーは家族のような存在、ベトナムならではの働き方 海外でのエンジニアマネジメントで意識していたことはありましたか? 当初ベトナムでのオフショア開発を担当していた時に意識していたことは「説明は分かりやすく簡潔に、英語で直接伝えること」です。通訳を通すとワンクッション挟むことになるので伝達が遅くなりますし、伝えたいことが100%伝えられないことがあります。なので図や動画を用いたり、なるべく直接英語で説明をしていました。これは社内のコミュニケーションでも営業する際にお客様に説明する時も同じです。尚、弊社は日本語堪能なスタッフが多く、日本人社員も在籍しておりますので、日本語でのコミュニケーション面はご安心ください。 そしてオフショア開発ではよく言われますが、丸投げしたら失敗します。品質を担保できるようにこちらから歩み寄っていくことが大事だと思いますし、お客様にもそう伝えています。そういった意味で苦労する部分は多かったですが、結果的に期待したものが出るようになりますよ。 マネジメントをしていて価値観の違いを感じたことはありますか? 日本人とベトナム人で違う価値観の一つは、仕事より家庭を優先するところですかね。ベトナム人は仕事が溜まっていても、家庭で何かがあればそちらを最優先します。日本人はせめて仕事が一段落してから向かう人が多いとは思うんですけどね。 あと、仲間意識が強いところもですね。会社が家族のような感じなので、上下関係なく仲良く和気あいあいと仕事をしていけます。それがベトナムでは強く表れるので、私は仕事がしやすく、魅力的なところだなと思っています。 海外でのマネジメントで大切だと思うマインドセットはありますか? 先ほど申し上げたようにベトナムにおいては、仕事仲間も家族のような存在になるので、信頼関係構築は非常に重要だと思っています。そのためには可能ならベトナム現地に行って、彼ら彼女らの輪に入っていき、チームワークを高めることですね。あとは、Facebookなどで繋がって、いいねし合うなど仕事以外で繋がることも大事だと思います。 そのためにも傾聴は大事だと思いますね。自己主張するのではなくて、まずは聞くこと。それは仕事だけじゃなくて、友達作りにおいても大事だと思います。 日本とベトナムが良きパートナーになるために マネジメントをどのように学びましたか? 研修を受けたり、PMPの勉強をしたりはしていましたね。あと新人の時は自分のマネージャーがやっていることを見様見真似でやってみたりしていました。 中部様が新人だった頃、もし海外でのプロジェクトマネジメントにアドバイスをくださるメンターがいればご利用になっていたと思いますか? 新人の頃だったら嬉しかったと思います。前の会社では、当初は自分で営業してとってきたオフショア案件を自分でマネジメントする形をとっていたのですが、お客様に対して色々とアドバイスをするメンターのような立場もしていました。その経験から言っても、メンターは重要だとは思います。 ベトナムでオフショア開発をすることの魅力についてどう思われますか? コスト面はもちろんあると思いますが、私はそれ以上にベトナムという国自体に魅力を感じています。先ほども申し上げたように、ベトナムの国民性に惹かれていてこちらに来ると元気をもらえます。もし今後日本よりベトナムの方が上に来たとしても私はベトナムを選ぶと思いますし、日本企業がベトナムを使うというより良きパートナーとしてやっていきたいなと思います。 今後の展望について教えてください! 弊社は「ベトナムの価値を高める」ことを目指して「ベトナムでNo.1のテクノロジーグループ」になることをビジョンとして掲げている会社です。日本企業と1,000件以上のプロジェクト実績を持ち、顧客満足度は90%の評価を頂いており、日本のお客様から高い信頼を得ています。お客様とのコミュニケーションを大切にし、様々な情報と人をつなぐことより、プロジェクト成功に貢献しています。今後は世界中のお客様から信頼されるグローバル企業になるために、2025年に一万人体制を目指しておりまして、営業チームを強化していく必要があります。元々はベトナム人だけだった営業チームに日本人が入ることで、日本人のお客様とうまくやっていけるように強化しています。ベトナム最大手のFPTソフトウェアに追いつくためにも、現在のラボ型開発に加えてコンサルのような上流工程までできるような会社を目指していきたいと思っています。 最後に 今後、海外に活躍の幅を広げていきたいと考えている企業や個人にメッセージをお願いします! URL : https://actio.network/interview-nakabe/

01/12/2021

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リッケイ、フジキンとAIとVR/ARの共同開発に関する覚書を締結ベトナム高度人材教育と先端技術の活用を推進することを目的

2021年11月25日、株式会社Rikkeisoft(取締役副会長:Bui Quang Huy)と株式会社フジキン(常務取締役:小島 賢亮、以下 フジキン)は、人工知能(AI)と仮想現実/拡張現実(VR)の研究開発において戦略的パートナーシップ協定を締結いたしました。 交換式には、訪日中のべトナムのファム・ミン・チン首相も同席されました。 1. 協定内容: ベトナムのIT企業である株式会社Rikkeisoftは、株式会社フジキンの戦略的ソフトウェア開発におけるパートナーとなりました。この度の協定は、フジキンの工場におけるコストと生産性を最適化するために、AI技術またはVR/AR技術を用いて両社のリソースを効率的に活用してプロジェクトを成功させること、及びベトナムの第4次産業革命に積極的に貢献するために、高度人材教育と先端技術の活用を推進することを目的とするものです。 2. MOU交換式: 本協定の締結にあたり、2021年11月25日(木)、都内ホテルにおいて交換式を行いました。 <両者のコメント> 株式会社Rikkeisoft 取締役副会長 Bui Quang Huyのコメント: 「Rikkeisoftにとって、AIやVRなどの高度なテクノロジーに焦点を当てることは、かねてより戦略的に重要な位置付けでした。Rikkeisoftは画像認識、音声分析、自然言語処理のAIプロジェクトを成功させベトナムの政府機関等に提供した経験や、VR/AR開発における10年の経験があります。そうしたシステム開発経験に裏付けられた高度なソリューションを日本企業に提供できる機会を望んでいます。今回、パートナーである株式会社フジキンと協力し、AIやVR/AR技術を使ったソリューションを提供できることを大変嬉しく思います。今後、両社で積極的に協議し、設計計画を作成して開発プロジェクトのソフトウェア研究とシステム構築を進めてまいりたい所存です。」 株式会社フジキン 常務取締役 小島 賢亮のコメント: 「フジキンは半導体業界の拡大に合わせて、事業拡大を進めています。“ものづくり”で重要となるサプライチェーンの構築において、約20年前からベトナムに進出を行い、現在はハノイとバクニンの2工場の操業と来年2022年にはダナンにR&Dセンターの開設を予定しています。日本の工場で培った“ものづくり”をベトナムへ展開することが重要であり、そのためにはAI技術、VR/AR技術を用いたソリューションの導入による生産の平準化・最適化が必要との考えのもとで進めています。 株式会社Rikkeisoftとは今までから共創を行ってまいりましたが、株式会社フジキン、当社子会社であるフジキンソフトと合わせて、さらなる関係強化のために今回の協定締結となりました。」 3. 協力協定締結の背景: 日本国内のIT業界は深刻な人手不足に陥っています。さらに、国策としてIT人材の輩出を掲げているベトナムでは毎年多数の若い理系大学出身のIT人材が輩出されています。 ベトナム企業は優秀な人材が多いので、意欲的に新しい技術を習得し、さまざまな仕事に挑戦できる能力を備えています。この協力協定は、特に情報技術の分野において、ベトナムと日本の間の広範な戦略的パートナーシップを新たなレベルに引き上げたことの証でもあります。両国の広範な戦略的パートナーシップが、多くの分野で順調かつ実質的に発展しているなか、今回の覚書締結は、第4次産業革命におけるベトナムと日本のIT協力を新たなレベルに引き上げるものです。 ■株式会社Rikkeisoftについて Rikkeisoft( https://rikkeisoft.com/ )は、ベトナムのIT業界で最も急成長している企業の1つです。ベトナムNo.1のIT企業になるというビジョンを追求し、ベトナムの価値を高め、年間売上高増加率と従業員増加率は常に60~95%の間で成長しています。また、お客様本位の質の高いサービスを提供し、97%の顧客維持率を達成しています。 2023年にIPOを設定し、その先の2025年までに従業員1万人を計画すると同時に、サービスの多様化、ハイテク製品の開発、ITエコシステムの形成を計画しています。 ■株式会社フジキンについて フジキンは、2021年5月に創業91周年を迎える、常に極限に挑戦し、技術の究極を超えることを企業ポリシーとした、特殊バルブ機器・超精密流体制御システムのメーカーです。製品は、半導体製造装置業界、水素エネルギー業界、医薬・食品業界、石油・石化業界など幅広い業界でご採用頂いております。また、モノづくり日本会議様/日刊工業新聞様が主催される「“超”モノづくり部品大賞」18年連続受賞など、数々の賞も頂いております。フジキンカープグループとして日本国内だけでなく、ベトナムなど海外8か国にグローバル展開。最近では、ライフサイエンス分野、IoT分野にも進出しています。 リッケイソフトとは2014年から様々な事業を進めています。

01/10/2021

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【株式会社リッケイ】:名古屋オフィス開設

開設のお知らせ 平素より大変お世話になっております。 さて、このたび弊社は新たに名古屋オフィスを開設し、2021年10月1日より業務を開始する運びとなりました。これを機に、社員一同さらなる精進を重ねて参りますので、今後とも一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。  名古屋オフィス:所在地: 〒451-6040 愛知県 名古屋市 西区 牛島町6-1 名古屋ルーセントタワー40階これを機に社員一同、気持ちを新たにして業務を遂行する覚悟でございます。 お近くにお越しの際は、是非お立ち寄り下さいますようよろしくお願い致します。

24/08/2021

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Ta Son Tung 会長「Forbes Vietnam Live」にスピーカーとして再び登場

2015年に「Forbes Under 30」にノミネートされたTa Son Tung 会長は、2021年8月26日に開催されるオンラインイベント「Forbes Vietnam Live」にスピーカーとして再び登場します。 これはフォーブス誌のイベントでデジタルプラットフォーム上でのイベント体験を提供、ベトナムと世界のコミュニティや関心事を結びつけ、現実的な問題を深く議論いたします。参加者は業界を代表するプロフェッショナルからの有益な情報に基づいて意思決定を行うことができます。 「パンデミック時代のベトナムのスタートアップへの投資」をテーマにした今回の公開討論会では、リッケイソフトの会長が他のゲストと以下のテーマにてディスカッションを行います。– COVID-19におけるベトナムのスタートアップコミュニティの活動– COVID-19の渦から抜け出し、上昇するための効果的な方法– パンデミック後の未来に備えるためのアイデアと方法 Rikkeisoft は、AIやブロックチェーンのスタートアップへの投資に特化したファンド「Rikkei Alumni Funds」を正式に設立しました。現在、Rikkei Alumni Fundは、Oraichain、Airi、Trava、Icetea Platform、GameFi、RiFi、…など10以上のプロジェクトに投資しております。 Ta Son Tung会長は『Rikkeisoftの支援でベトナムのスタートアップ企業が大いに躍進することができると信じています。』と話していました。ご興味のある方はぜひオンラインイベント「Forbes Vietnam Live」をご覧くださいませ。

24/08/2021

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Viet Tech Day Tokyo – Tech in the New normal

株式会社リッケイは、2021年8月21日に開催、「Viet Tech Day Tokyo – Tech in the New normal」イベントのスポンサーになりました。 弊社社長ブイ・クワン・フイは当イベントにゲストとして参加し、近年のデジタルトランスフォーメーションの動向についてプレゼンテーションしました。 ???? イベントページhttps://www.facebook.com/ViettechTokyo 在日ベトナムコミュニティーの開催最大規模の技術セミナーViet Tech Day Tokyo 2021は8月21日(土)に無事に開催され、在日ベトナムコミュニティに注目を集めました。イベントの情報は、翌日の8月22日にベトナム国営テレビ(VTV3)に放送されました。 イベントの様子はこちらのビデオでご覧くださいませ。

10/12/2020

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Oraichain社と戦略的パートナーシップを締結

2020年11月23日、Rikkeisoftは世界初のAI Data Oracle Blockchain企業のオライチェーン(Oraichain(https://orai.io/)、シンガポール)と戦略的パートナーシップを締結しました。     Oraichainは今年9月に、Chung Dao氏などによって設立されました。Oraichainは人口知能APIを集約し、スマート契約や通常のアプリと接続するプラットフォームで、急速に成長を遂げておりブロックチェーン業界内のエコシステムとサービス展開が期待されています。   業務提携によりRikkeisoft会長であるTa Son TungはOraichainの役員に加わり、Oraichainが日本や米国でAIとBlockchainの業務提携などの営業戦略の支援を行い、CEOであるPhan The Dungも役員に加わり、財務を監督し戦略的パートナーの開拓を支援します。   OraichainはRikkeisoftの人材を活用することができ、さらに、RikkeiAIはOraichainのAI Marketplace上のAI APIの開発を行います。   この業務提携によって、Rikkeisoftの若く才能ある人材がOraichainの成長に一役買うことを期待すると同時に、RikkeisoftはOraichainというAI、Blockchain分野における最強のパートナーとともに、今後も積極的にAI、Blockchain分野への展開を続けて参ります。  

07/07/2020

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ソフトウェア開発でベトナムの存在感を高めるため

    留学プログラムにひかれてハノイ工科大学に入学し、先輩の勧めで留学先を日本に決めました。成績上位でなければ留学できませんでしたので、午前中は日本語、午後はITを学ぶ勉強漬けの毎日でしたね。立命館大学ではソフトウェア工学の実践的な分野を学べただけでなく、囲碁やサッカーのサークル活動にも参加したりと充実した2年間でした。帰国して大手IT 企業で1年ほど経験を積んだ後、留学時代の同級生らとRikkeisoftを設立。社名に、RitsumeiのRiをもらいました。「ベトナム国内でもベトナム人の給与が外国人より低い」とか、「海外ではベトナム語に対応した案内やアナウンスが少ない」といった状況を見ると、世界におけるベトナムのプレゼンスはまだまだ。「いいものを作って、ベトナム人の能力をもっと世界にアピールしたい」という想いが私たちの原動力です。 主な事業はソフトウェア開発で、日本や米国などの企業からプロジェクトを受注する一方、自社サービスの展開にも力を入れ、特にAIとロボティクス分野に重点を置いています。子会社のRikkei AIがリリースした画像認識アプリはベトナム紙幣の判別が可能で、目の不自由な人の生活をサポートします。これは、利益ではなく社会貢献が目的です。 リッケイグループ全体の目標は、5年後に従業員数を10,000名規模に成長させること。会社とメンバーの成長のためにも、仕事やプライベートで困ったことがあるときは互いに助け合える環境づくりを意識しています。ベトナムは将来性のある国です。私たちの世代の力で、ベトナムを世界に通用する国にしていきたいと思います。   PROFILE: ベトナム出身。ハノイ工科大学在学中の2009年、JICA(国際協力機構)のIT人材育成プログラム第1期生として立命館大学情報理工学部に留学。ベトナムに帰国後、2012年に立命館大学の同級生らとソフトウェア等の開発を行う株式会社Rikkeisoftを設立。2016年に日本法人である株式会社リッケイを設立、代表取締役に就任。平日は仕事で忙しい分、週末は妻や子どもたちと過ごす時間を大切にしている。

01/06/2020

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ケーススタディ:「9999 Tet」というアプリケーションのインフラストラクチャとしてAWS(アマゾンウェブサービス)を使用

作業範囲:開発、展開、およびメンテナンス OS:Amazon Linux データベース:MySQL AWSサービス:Amazon Elastic Beanstalk, Amazon EC2, Amazon RDS for MySQL, Amazon S3, Amazon Elastic Load Balancing, Amazon ElastiCache for Redis, Amazon CloudFormation, Amazon CloudWatch, Amazon Route 53   顧客情報: 顧客名:AIC Group (AIC.,JSC) 業界・分野:非開示 従業員数:1200名以上 設立年:2005年   顧客からの要求: AICは、”Tet”として知られるベトナムの旧正月のイベントにおいて、ベトナム人向けのアプリケーションを立案し、 Rikkeisoftは、その設計、開発、展開および保守サービス全体を請け負いました。「9999 Tet」は、オールインワンアプリケーションとして設計されており、文化、娯楽、慣習、交通、医療、ショッピングなどのさまざまなTet(旧正月)に関するカテゴリの情報を提供しています。 このアプリケーションは年末年始に向けたアプリケーションのため、年末年始にアクセス数の集中が予想されていました。たとえば、このアプリケーションには「ラッキーマネーシェイク」と呼ばれる機能があり、ユーザーは自分の携帯電話を振って年越しの間にギフトカードの形でラッキーマネーを受け取ることができました。 Tet(旧正月)後、アクセス数は大幅に減少すると予想されていました。 アクセス数が集中した際には、自動的にスケールアップし、その後アクセス数が減るとスケールバックできる柔軟なインフラストラクチャが求められました。 悪意のある攻撃に対して強固なセキュリティーを保つ一方で、監視とメンテナンスに多くの労力を使わないソリューションが求められました。   解決策: AICのビジネスの性質により、顧客は物理的なインフラストラクチャに依存しています。 ただし、この場合では、開発及びリリースまでのプロセス期間が全体で1.5か月しかないためクラウドベースのアプローチの方がより時間と費用効果が高くなります。 そのため、拡張性と柔軟性により、AWSを提案しました。 バックエンドはPython Djangoで標準のウェブアプリケーションとして開発したため、AWS Elastic Beanstalkは、展開プロセスを合理化するために使用されました。自動的な拡張性については、AWS […]

14/02/2020

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グローバル展開で急成長のベトナムIT企業のリッケイジャパンが大阪に拠点開設

Kahm Japan に掲載された記事: ―日本の立命館大学/慶応大学に留学した若者が立ち上げたリッケイ社とはー  2012年4月6日、5人の小さなチームでRikkeisoftを立ち上げました。社名のRikkeiは会長の母校である立命館大学(Ritsumeikan)と他のメンバーの母校、慶應義塾大学(Keio)に由来しています。 会長のTa Son Tung は日本留学時代、イギリスとフランスの国際学会に行く機会がありました。ベトナム人は、イギリスに行くためにはビザが必要です。 Tungはビザが間に合わず、フランスしか行くことができませんでした。しかし、日本人の友人はビザなしで、イギリスにもフランスにも行けました。その時、ベトナムはまだまだ貧しい国だということを実感しました。実際ベトナムはとても若い人々が多い国で、優秀なエンジニアが大勢います。 Tungと同級生のHuyはベトナムの力を世界に証明し、いいものを作って、ベトナム人の能力をもっと世界にアピールしたくてスタートアップを始めました。 ( 株式会社リッケイの取締役社長 Bui Quang Huy) RikkeiSoftは2012年4月の設立から、現在までの8年間で、1200人を超える企業に成長しました。Rikkeisoftは本社をハノイにおき、ダナン、そしてホーチミンに開発拠点を拡大しました。Rikkeisoftは優秀なソフトウェア・情報技術サービス企業に与えられる「サオ・クエ賞」、ベトナムIT協会より「ベトナムIT企業トップ50」など、数々の賞を受賞しました。今後、Rikkeisoftは2024年までに全体で10,000人、リッケイジャパンでは1,000人の達成を目指します。また、ベトナム、日本という境界を越え、グローバルな人材交流、グローバルな環境構築を目指します。 ―日本法人株式会社リッケイを設立― 2016年には日本法人を設立し、現在は、従業員数は120人に達しました。株式会社リッケイは設立2016年より飛躍的な成長を遂げ2020年には、「ベストベンチャー100」に選出されました。そしてこの度、2020年1月にリッケイ大阪支社をオープンいたしました。  (東京オフィス) ―大阪でのスタートアップでの環境等の感想・リクエスト― 関西地区のお客様との関係を強化し、仕事の拡大を目指するため、リッケイ大阪支社をオープンしました。今後2020年末までには50人達成、2024年には400人達成を目指します。そして、関西にある大学との関係を構築し、人材の育成や共同研究なども積極的に行っていきます。さらには、在関西ベトナム人協会の活動に協力と貢献をして参ります。 日本人としてベトナム開発者を管理するのは大変だと思っている方が多いのではないでしょうか。たしかに、コミュニケーションの取り方や文化の違いはあります。が、大阪支社長の中村は以下のように述べています。 「私の中では日本人もベトナム人も同じ仲間ですので、違いはありません。メンバーとのコミュニケーションを大事にし、毎日1人ずつ面談方式で会話し、人間関係を構築する所から行ってきました」と話しています。 (大阪支社長 中村 圭佑 ) 人間関係を構築するため、中村支社長はどんな時も出来るだけ明るく、話しやすい空気を作ることには気を付けています。

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