November 24, 2022

Salesforceのカスタマイズや開発を行うにはオフショア開発が安心

Salesforceは多くの企業で導入されていますが、そのまま使っている企業は少ないでしょう。それぞれの企業に合わせてカスタマイズしたり、企業に合わせてシステムを構築したりしてから導入するのが一般的です。そうすることで、必要な機能や仕様を満たすだけでなく、より使いやすくなります。

Salesforceは非常に拡張性が高く、柔軟なカスタマイズが可能です。しかし、非常に高機能で複雑なシステムでもあるため、ユーザー企業自身でカスタマイズするのは難しい場合も多いでしょう。そのため、高いスキルを持った海外のリソースを活用したSalesforce認定企業に外注する「オフショア開発」をおすすめします。

ここでは、Salesforceのカスタマイズや開発について、さらにオフショア開発を依頼するパートナー企業の選び方について紹介します。

Salesforceのカスタマイズや開発とは

Salesforceは、一般的にカスタマイズしてから導入します。自社の企業規模、事業内容などに合わせて必要な機能を持つツールを組み合わせ、自社に合わせたシステムを構築して導入することが前提になっているのです。そうすることで、初めて高い機能を生かせると言ってもいいでしょう。

そのため、Salesforceは非常に柔軟なカスタマイズが可能です。さらに、カスタマイズ性に優れ、機能を拡張した新しいパッケージ「Salesforce Lightning Editions」も提供されています。

また、Salesforceをベースにしてほかのシステムと組み合わせたり、自社に合わせた新しいアプリケーションやシステムを開発したりすることも可能です。例えば、Microsoft OfficeやSAPなどとの連携はよく行われています。

Salesforceについては、「Salesforceを導入すると何ができる?自社に合わせて使うためには」を参考にしてください。

Salesforceで開発・構築できるもの

Salesforceとその開発環境を利用して、独自のアプリケーションやシステムを開発できます。

  • アプリケーション
    独自のアプリケーションを開発できます。開発をしなくても、専用のアプリマーケット「AppExchange」から購入し利用可能です。財務アプリや人事アプリなど、さまざまなアプリケーションが提供されています。
  • システム開発
    Salesforceをベースに、業務管理やプロジェクト管理、顧客管理や商談情報管理、商品管理など、さまざまな業務システムを構築できます。業界に特化したシステムの構築や、モバイルアプリの作成も可能です。

Salesforceの開発ツールや開発言語

開発ツールとして使用するのは、主に以下の2つです。

  • 開発者コンソール
    Salesforceが提供している開発環境です。
  • Visual Studio Code
    Microsoftが開発しているソースコードエディタで、多くのユーザーがいます。

主な開発言語は以下の4つです。

  • Apex
    Salesforce独自の開発言語でJavaに似ています。
  • SOQL
    Salesforce独自の開発言語でSQLに似ています。
  • Auraコンポーネント
    Lightning Componentに含まれている、フロントエンド開発用の自己完結型のユニットです。
  • JavaScript
    Salesforceに限らず広く使われている、フロントエンド開発用の言語です。既存の膨大なライブラリを利用できます。

開発ツールや開発言語については、Salesforce公式のチュートリアルサイト「Trailhead」を参考にするとよいでしょう。

Salesforceでシステムを構築するメリット

  • 営業に関する情報を一括管理できる
    Salesforceの基本機能であるCRMやSFAを中心にシステムを構築するので、顧客情報や案件に関する情報を一括管理し、全社で共有できます。
  • さまざまな外部ツールと連携可能
    Salesforceの機能として、多様な外部ツールとの連携が可能です。
  • クラウドサービスとしてのメリットを生かせる
    SalesforceはSaaSとして提供されているため、クラウドサービスとしてのメリットをそのまま利用できます。例えば、次のようなことです。
    ・インターネット環境があれば利用できること
    ・自社でサーバーや回線を用意する必要がないこと
    ・初期投資が安いこと
    ・時間や場所を問わずに使えること
    ・マルチデバイスに対応していること
    ・常に最新のサービスを利用できること
    ・堅牢なセキュリティがあること
    ・メンテナンスが容易なこと
  • サポートが充実している
    Salesforceは公式チュートリアルでの開発に関するサポートが充実しています。またユーザーコミュニティもたくさんあり、情報も豊富です。

Salesforceの開発をオフショアに外注するメリット

Salesforceでのカスタマイズや開発には、ある程度のスキルや経験が必要で工数もかかります。そのため、十分なスキルを持つスタッフが自社にいなければ、高いスキルを持った海外の開発会社やリソースを活用するオフショア開発をおすすめします。

ただし、オフショア開発でも完全に丸投げするのではなく、社内からも担当者を出し、開発するシステムについてきちんと理解しておく必要はあります。

オフショア開発で外注した場合、次のようなメリットがあります。

  • 一定の品質を維持できる
    Salesforce開発の専門家ですので、十分なスキルや経験があり、最新の情報やノウハウも入手しています。複雑なシステムでも構築でき、できる限り希望に沿ったシステムの開発が可能です。
    共同作業によってそれらの情報を自社に取り込むこともできるでしょう。
  • 開発スピードが速い
    開発に関するスキルや経験があるのでスピーディーな開発が可能です。そのため、導入スケジュールを守れます。
  • 低コスト
    自社で開発スキルを持つ人材を用意したり、開発環境を整えたりするためのコストが必要ありません。
  • 保守運用サービスも任せられる
    システムを開発して社内に公開したあとの保守運用を任せることもできます。また、必要に応じてシステムを改修することも可能です。

これらのメリットを得るためには、外注先のパートナー企業選びが重要なポイントです。

パートナー企業の選び方

Salesforce は、パートナー企業(ライセンスを販売している代理店)を通して導入します。パートナー企業を選ぶときには、次のようなポイントに注意しましょう。

  • Salesforce認定企業であり十分な導入実績があること
  • Salesforceの資格を持つ人材が多いこと
  • 自社の業務について理解してくれること
  • サポートが手厚いこと

パートナー企業を選ぶときには、Salesforceアプリのマーケットプレイスである「AppExchange」を利用することもできます。

パートナー企業へ依頼する際のシステム開発の手順

パートナー企業へ依頼する際のシステム開発の手順
  1. 要件定義
    お客様の要望や社内事情の聞き取り調査、現在の課題を解決するためのヒアリングを行います。
  2. 設計
    お客様のニーズに合わせてアプリの仕様を決定し、仕様に基づいて設計を行います。
  3. 開発
    システムの実装を行い、手順書のドキュメントを作成します。
  4. 検証
    単体テスト、結合テスト、システムテスト、運用テストの順にテストを行い、システムの検証を行います。
  5. 納品
    お客様にドキュメントをお渡しし、本番環境でシステムの切り替え作業を行います。
  6. 運用保守
    お客様の環境での運用をサポートし、メンテナンスを行います。

Salesforceのカスタマイズや開発には認定企業やオフショア開発を活用しよう

Salesforceでのシステム開発には十分なスキルやノウハウが必要です。アプリやシステム開発だけでなく、カスタマイズだけでもある程度のスキルや工数がかかります。品質や開発スピード、保守作業などの点を考慮すると、社内で開発するよりも、オフショア開発を利用する方が現実的でしょう。その場合は、十分なスキルや実績があるパートナー企業を選び、社内のスタッフも十分に関わることが重要です。

外注先を選ぶときには、これまでにSalesforceについての経験を積んだパートナー企業を選びましょう。例えば、株式会社リッケイでは、Salesforce導入支援保守サービス、Service Cloud 導入支援サービス、Salesforce開発連携支援、Salesforce活用定着化支援などのサービスを提供しています。Salesforceの導入をご検討の際はご相談ください。

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