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July, 2022
リッケイソフト10周年記念式典を開催、ベトナム国情報通信省副大臣から功労賞を授与
当社の親会社であるリッケイソフト(代表取締役会長 タ・ソン・トゥン) 以下、リッケイソフト)は、創立10周年を記念し、7月17日(日)、ベトナム国クアンニン省ハロン市内のホテルにおいて記念式典を開催しました。 式典は、創業10周年のスローガン「共に歩む」を掲げて、昨年から今年にかけて多彩な活動を展開してきたリッケイソフト10周年記念事業の集大成として実施したものです。 式典には、ベトナム国情報通信省グエン・フイ・ズン副大臣、在ベトナム日本大使館田淵雄一郎一等書記官、株式会社フジキン野島新也取締役など、越日官財界をはじめ長きにわたりリッケイソフト及び当社の発展を支えてくださったお客様やステークホルダーの皆様を来賓としてお迎えし、総勢約1,500名の方々にお集まりいただき盛況のうちに終了いたしました。 式典では、リッケイソフトのタ・ソン・トゥン会長から式辞が述べられ、創業から10年間の軌跡を振り返り、すべてのお客様やステークホルダーの皆様、そして共に開発に尽力してきた従業員への信頼と感謝の意を表しました。 タ・ソン・トゥン会長は次のように述べました。 「リッケイソフトは、10年間にたった数名でとても小さなオフィスからスタートしました。現在はハノイ、ダナ、ンホーチミン、東京、大阪、名古屋、福岡の7カ所のオフィスを構え、スタッフは1,500人を超るまでに成長することができました。これもひとえに皆様からの教えとご協力、そして全従業員のおかげであり心より感謝申し上げます。」 「私を含め創業メンバーは、学生時代に日本のJICAのプロジェクトで立命館大学および慶應義塾大学に留学することができ、そこで日本のIT技術や日本語、日本文化など多くのことを学びました。そうしたことがあったからこそ今のリッケイソフトがあります。そのチャンスを与えてくれた日本の皆様にお礼申し上げます。」 そして、タ・ソン・トゥン会長は、今後の展望について次のように述べました。 「私たちは10年間に渡る仕事で多くのことを学びました。今年5月には、上流工程のコンサルティング領域の業務を行うDX専門の子会社も立ち上げました。そして、3、4年前から、ブロックチェーン、AI、IoT、ロボットなどの最先端技術にも注力し投資を進めております。 また、当社はベトナムNo.1のIT会社になりたいという大きな目標があります。そのために、当社はより多くのITエンジニアの育成が必要と考え、先月、リッケイアカデミーというIT専門学校をつくりました。将来はできれば大学まで作りたいと思います。」 「今後も日本と母国ベトナムに貢献したいと思います。日本とベトナムの強みを組み合わせることで、世界レベルのサービスを作れるはずであると確信しています。」 続いて、ベトナム国情報通信技術省グエン・フイ・ズン副大臣より、ベトナムIT業界の発展および海外におけるベトナム人技術者の能力向上への貢献に対して功労賞が授与されました。 グエン・フイ・ズン副大臣は、 リッケイソフトの過去10年間の功績について次のように述べました。 「10年間を経て、従業員1,500人の規模にまで成長したことは、これまでリッケイソフトが努力してきた証です。日本市場向けのICTサービスは、単にテクノロジーを提供することだけにはとどまらず、それは日本とベトナムのパートナーシップの発展にもつながりました。このような日本との関係構築は、みなさんのプロフェッショナルな技術と高い意識のおかげです。(中略)皆さんは新たなベトナムのDX(デジタルトランスフォーメーション)の代表者です。(リッケイソフトの10年間の活動は)世界の情報技術産業国のランキングを書き換えベトナムの地位を向上させることに貢献しました。」 また、グエン・フイ・ズン副大臣は、今後のリッケイソフトへの期待について次のように述べました。 「(今後、リッケイソフトが)新たにチャレンジすべきことは、人々の生活の中にデジタル技術を取り入れることです。デジタル技術によって社会の問題、課題を解決し、みんなが幸せな生活を送れるようにこのテクノロジーを発展させてください。自分たち現役世代のためだけではなく、こどもたち世代の将来の繁栄のためにテクノロジーを発展させてください。国の使命を意識しながら仕事に取り組むことは、企業の発展ともに国の発展につながります。」 「創業時のように、リッケイソフトのコアバリュー(向上心、継続的改善、革新、一意専心、オープンネス)を維持ながら仕事に取り組んでいただきたい。情報通信相は、国の発展そしてベトナムのIT業界の発展のために今後もリッケイソフトをサポートいたします。」 続いて、株式会社フジキン野島新也取締役より、心温まる祝辞を頂戴いたしました。 「私ども株式会社フジキンは、半導体製造装置向けの精密流体制御機器のメーカーで、今年で創業92年の日本の会社でございます。2002年7月にベトナムハノイに現地法人を設立して、今年でちょうど創業20周年を迎えたところでございます。(中略)私とリッケイソフト様トゥン会長とは、創業当初からのお付き合いというわけでございます。」 「私は当時、このベトナムで、若くしてソフト事業を立ち上げられたトゥン会長に、「あなた型のビジネスは、将来、必ず成功する。」と応援をいたした記憶がございます。(中略)そして、今や1,500名を超えるベトナムでもトップレベルのITの会社となりました。みなさん、かつてこの私が「あなた方は必ず成功する。」と確信を持って応援した通りになりました。」 「これまでリッケイソフト様とフジキンは、ベトナム工場における半導体製造装置部品の製造工程のソフトウェアの開発を行ってまいりました。私どもフジキンは、今年ダナンにおきましてダナンRDセンターを設立し、オフショア開発に乗り出します。これからは、このダナンでもダナン工科大学と共にAIやDX、ロボット技術を用いた次世代アプリの共同開発も計画しているところでございます。ぜひここでも、また日本でも、リッケイソフト様とご一緒に仕事がしたいと思っております。」 また、式典に参加くださったご来賓の皆様からもたくさんの激励やメッセージをいただきました。 下記の動画をご覧くださいませ。 URL: https://youtu.be/gUdx2Sml9qI 式典後は、ディナーパーティーが開催され、従業員による歌やダンスなどが披露され盛大に盛り上がりフィナーレを迎えました。 また、式典翌日には、ご来賓の皆様と従業員で一緒にハロン湾観光やゴルフなど充実した1日を楽しみ、ご来賓の訪問団一行はベトナムを後に致しました。 今後もリッケイソフト及び当社は、お客様、そして日本とベトナム相互のより良い未来の実現に向けて新たなサービスを提供し、「ベトナムの価値を高める」というグループ企業理念のもと、持続可能なビジネスに挑戦してまいります。