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優秀なITエンジニアを安定してそろえられる、リッケイの「供給力」を信頼しています

Guest Speaker

株式会社QES

執行役員CTO システム開発本部長オフショア担当

齊藤 誠

日本経済新聞社グループで金融情報配信を行う株式会社QUICKの子会社として、同社の金融情報サービスシステムの開発、運用、情報ネットワークの設計・施工・管理をはじめ、情報機器・ソフトウェア等の販売、企業本社オフィスや証券・金融店舗内装の企画・設計・施工を手掛ける株式会社QES。

コストを抑えながらも、クオリティの高いシステム開発を目指す同社がオフショア開発のパートナーとして選んだのは、ベトナムに優秀なITエンジニアを多く抱えるリッケイでした。

ベトナムでのオフショア開発やリッケイのサポートについて、株式会社QESのオフショア開発を取りまとめる齊藤様にお話を伺いました。

ベトナムは開発環境も良く、人も街も活気にあふれている

オフショア開発における齊藤様の役割を教えてください。

齊藤様:システム開発本部という、株式会社QUICKのシステム開発をメインで担当している部署の管理部門の責任者と、オフショア担当を務めています。

貴社でオフショア開発に取り組み始めたきっかけはどのようなことだったのですか?

齊藤様:日本人ITエンジニアの単価が高騰したことによるコスト削減がありました。まず7~8年前から中国での開発に取り組み始めましたが、近年は中国のITエンジニアの単価も上がってきているなどの事情もあって、いくつかの国を視察し検討していくなかで、ベトナムが最も優れているということで、ベトナムでの開発に進出したのです。

ベトナム以外の国の印象はいかがでしたか。

齊藤様:ミャンマーやバングラディシュ、タイ、カンボジアなどの様子を調べたのですが、開発環境にどうしても不安がありました。電力供給が不安定だったり、インターネットが常時きちんと使えなかったりといった状況があって、先に進出された日本メーカーの工場などでも困っていると聞きましたので。こういった国々のカントリーリスクを考慮すると、ほぼベトナム一択という状況でした。

ベトナムが特に優れていたポイントはどのようなところだったのでしょうか。

齊藤様:環境の良さ、それから人間性ですね。仕事はもちろん、プライベートでも何度も渡越していますが、ベトナムは人も街も活気にあふれていてパワーがあるので、元気をもらえる。当社の若手メンバーもベトナムへ出張して現地で仕事をすると、非常にいい刺激を受けて帰ってくるのです。

私自身、現地でITエンジニアとお酒を酌み交わすような機会もよくありますが、皆とても気のいい人たちで。それでいて、勉強熱心で仕事ぶりもごく真面目です。だから、職場の雰囲気も明るく、楽しみながらやっている。開発環境の面でも、ベトナムは最も安定しています。

実績などのデータに加えて、実際にオフショア先に出向いて職場を見ることも重視されているのですね。

齊藤様:そうですね。管理責任者に説明を受けるだけでなく、実際に手を動かしている様子、現場でプログラムを組んでいる様子を見るのは重要かもしれません。実際にパートナーを選ぶ際には、現場の活気や楽しそうに仕事をしている表情などが決め手になることもあります。

株式会社QES 執行役員CTO システム開発本部長オフショア担当 齊藤 誠様

「最初」だけでなく、いつでも優秀なITエンジニアをアサインしてくれる

日本の株式会社リッケイや、ベトナムのリッケイソフトのITエンジニアにはどのような印象をお持ちですか?

齊藤様:リッケイのITエンジニアは全体的にレベルが高いですね。リッケイ以外のどの会社も、最初にアサインしてくださるITエンジニアは、開発技術も日本語能力も大変優秀で、お人柄も良いその会社のトップクラスの人材をアサインしてくださるのです。ただ、徐々にエンジニアを増員していくなかでどうしても技術力の差が出てきて、クオリティを担保しきれなくなります。

今、当社にはリッケイから約40名のITエンジニアに入っていただいていますが、たいへん責任感の強いリーダーの下、技術的なことはもちろん、スケジュールなどもしっかり管理して進めてくれています。契約上は「遅れています」と申告してくれれば構わないものについても、自主的に「ここまで終わらせます」と言って、前向きに取り組んでくれるところはありがたいですね。

それに、リッケイはリーダーの日本語能力や会話内容の理解力が非常に高いので、コミュニケーターを介さず、直接仕様の説明や、意向を伝えることができるのは大きいです。微妙なニュアンスが伝わりにくいといったこともないですし。

ベトナムのリッケイソフトでは、日本企業の仕事するためにITエンジニアに対して日本語教育やIT系の資格取得などの支援に注力しています。また、各分野のテクノロジーに関する勉強会もエンジニア間で自主的に行われており、会社もそうした活動を支援しています。おかげさまでリッケイソフトグループ全体の従業員は1,600人を超え、来日するITエンジニアも毎日のように急激に増えています。こうした状況が「ITエンジニアの層の厚さ」にも表れているのかもしれません。

齊藤様:たしかに、リソースの豊富さや供給力にも助けられています。「こういう案件があるので、こういうスキルを持った人が〇名くらい欲しい」とお伝えすると、ちゃんと探し出してもらえる。というのも、この業界では「そのスキルを持った人員は今現場に入っているので、半年待ちです」といったことが珍しくないのです。

そういった意味で、単にITエンジニアの人数が多いだけでなく、ほかのプロジェクトなどとの調整能力も高いのだろうと感じています。もちろん技術面もしっかりしているし、プロジェクトの途中で離職する人がほぼいないといった面でも助かっています。

株式会社QES 執行役員CTO システム開発本部長オフショア担当 齊藤 誠様

リッケイソフトのITエンジニアは、仕事ぶりも人柄も「熱い」!

今後、ベトナムでのオフショア開発でどのようなことに取り組んでみたいですか。

齊藤様:現在は「お願いした仕事をやっていただく」関係なのですが、せっかく長いお付き合いのなかで非常にいい信頼関係を築いてこられたので、今後は例えば協業して新しいプロダクトを設計するような、「パートナーとして一緒に仕事を創っていく」関係になれたら面白いと思っています。

なにせリッケイソフトの在越ITエンジニアは「熱い」ですから。勉強熱心かつ活気にあふれているところは、当社の若手にもぜひ見習ってほしいくらいです。ベトナムのITエンジニアを日本に招いたり、日本のITエンジニアがベトナムに出向いたりする形で、お互いに刺激を受けながらやっていければ理想的ですね。

お客様プロフィール

株式会社QES

所在地
東京都中央区日本橋兜町7-1 KABUTO ONE 12階
設立
1983年3月1日
資本金
2億5000万円
売上高
114億円(2022年)
従業員数
230人(2022年4月現在)
事業内容
QUICKの金融情報サービスシステムの開発、運用
情報ネットワークの設計・施工・管理
情報機器・ソフトウェア等の販売
企業本社オフィスや証券・金融店舗内装の企画・設計・施工
URL
https://www.qes.co.jp/

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